横浜キヤノンイーグルスが、上位4チームによるプレーオフ(PO)へ弾みをつけた。

見せ場はいきなり訪れた。前半3分、神戸のハイパントから攻撃を仕掛ける。明治大出身のCTB梶村祐介がノールックパスで外に放ると、同志社大出身のWTB松井千士と南アフリカ代表SHデクラークが流れるようなリターンパスで防御を破る。最後は松井が飛び込み先制トライ。開始早々、スタジアムが沸いた。

同11分には梶村が自らインゴールへ。前半だけで4トライを奪うと、7点差に迫られた後半16分にも松井がトライを挙げて突き放した。計8トライの圧勝だった。

横浜は既に4位が確定。PO準決勝(5月13日、秩父宮)は1位の埼玉パナソニックワイルドナイツと対戦する。