5月28日、F1第7戦モナコGP決勝が行なわれ、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが優勝を飾った。今季4勝目、通算39勝目。

スタートでポールポジションから首位を守ったフェルスタッペンは、ハードタイヤを履く2位フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)を徐々に引き離していった。レース中盤からは雨の可能性が高まってきたため、雨が降り出すまでミディアムタイヤのまま55周目まで走るというタイヤマネージメントを見せ、適切なタイミングでタイムロス無くインターミディエイト(浅溝)タイヤに交換。一方のアロンソは1度ミディアムタイヤに履きかえるギャンブルを取ったが失敗に終わり、フェルスタッペンから20秒以上引き離れて2位に終わった。

「とても難しいレースだったよ。僕はミディアムタイヤで長く走れないはずだったけど、雨が降るから長く走らなければならなかった。雨が来てインターミディエイトに履き替えてからも厳しくて何度か壁をこすったけど、それがモナコだからね。モナコで勝てて本当に嬉しいよ」

3位には準地元フランス人のエステバン・オコン(アルピーヌ)。角田裕毅(アルファタウリ)はドライコンディションの間はマクラーレン勢を寄せ付けず9位を堅持していたが、雨が降ってからブレーキの不調に苦しんでペースを落とし、15位でレースを終えることになった。(米家峰起通信員)

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