バスケットボールの名門仙台大明成高の監督を務めた佐藤久夫氏が8日に死去したことが、学校関係者への取材で分かった。73歳だった。

NBAレイカーズの八村塁らを育てた名指導者。宮城県出身で、母校仙台高の監督としてウインターカップを2度優勝するなどした。05年から明成高(現仙台大明成高)を率い、八村を擁した13年から15年にかけてウインターカップ3連覇を達成するなど、同大会を5度制し、インターハイでも1度優勝した。

19年6月に八村がNBAドラフトでウィザーズから指名を受けた直後には本人と電話で会話し、「今までは『ハーフの大将になれ』と言ってきましたが『日本の大将』になってほしい」などと伝えた。

ジュニア世代の男子日本代表監督や、日本代表コーチなども歴任した。