元世界ランキング4位の錦織圭(33=ユニクロ)が、約1年8カ月ぶりの復帰大会で優勝を果たした。18年大会以来となる約5年4カ月ぶりのATPチャレンジャーツアー制覇となった。
昨年のウィンブルドン・ジュニアで準優勝を飾り、今年5月にチャレンジャー大会デビューしたマイケル・ゼン(米国)と初対戦し、6-2、7-5のストレートで退けた。1週間で5試合、計8時間35分を戦い抜き、復帰大会のフィナーレを最高の形で飾ってみせた。
錦織の優勝後の主な一問一答は以下の通り。
-優勝は想像できたか
錦織 想像以上ですね。今日はめちゃくちゃ良かったので、それが何よりうれしかったですね。めちゃくちゃ危なかったですけど、いつも通りというか、結構慣れた展開ではあったので、5-5になっても、落ち着いて自分のテニスを思い出して、攻めることを意識した。
-19年ブリスベン大会以来の優勝、
錦織 本当にこれ以上を望めないぐらいの結果は出たので、1回休んでもうちょっとチャレンジャーに出ますけど、ツアーで戦えるように、早く戻ってこられるようにしたいですね。
-4連戦
錦織 自分も信じられないぐらい今日は結構できていた。昨日寝たのも3時過ぎぐらいで7時間ぐらいしか寝てないし、いつもだったらもうちょっともうろうとしてるんですけど、今日結構パキッとしてたので、かなり集中力が出せた。意外ともってくれたのでびっくりしています。
-プエルトリコで得たもの
錦織 めちゃくちゃ大きいですよ。この1試合勝つのに、何週間、何大会もかかると想像はしてましたし。ここまでのプレーが出てくれることはちょっと自分でも信じられない。1回戦からなんとなく感覚も良かったですし、悪くはなかったですけど、今日の試合はめちゃくちゃ良かったので。今日のレベルだったら、ツアーでも戦えるんじゃないかなっていうぐらい良かったので。ま、もちろん、要所要所で、足りないとこだったり、最後ちょっともたついちゃったとこだったり、悪いとこありますけど、復帰戦でこれ以上ないできだった。
-足りない点は
錦織 途中から前に出られなくなっちゃったんですよね。緊張だったり、勝ちを意識しちゃったりで、フラットで打てなくなった。ボレーは今日はすごく良かったです。ポイントは取れてたのに前に出られなかったのは、かなり反省点ではあります。
-ファンへ
錦織 自分でもびっくりするぐらい、いい結果が今週出たので、引き続きよろしくお願いします。次の大きな大会は、夏のUSオープン。そこに向けてもっともっとレベルを上げて、照準を合わせて、とりあえずトップ100に早く入れるように頑張ります。