21年東京五輪(オリンピック)団体銀メダルの平野美宇(23=木下グループ)が、世界ランキング1位の孫穎莎(中国)を4-3で下し、優勝を果たした。

世界ランク21位の平野は、格上相手にもひるまなかった。第5G終了時点で2-3とリードを許すも、緩急を織り交ぜた攻撃で善戦。第6Gを14-12で奪うと、最終第7Gでは11-6と突き放した。準々決勝から3戦連続で中国選手を下し、今季の国際大会で初Vを飾った。

24年パリ五輪の女子シングルスの代表枠は2人で、選考レースで2位につける中、6月18日のTリーグ・ノジマカップで初優勝。勢いそのままに世界女王も撃破し、2大会連続の五輪代表入りへ弾みをつけた。

◆パリ五輪選考ポイントの上位4人(6月19日時点)

〈1〉早田ひな(日本生命)497・5点

〈2〉平野美宇(木下グループ)297点

〈3〉伊藤美誠(スターツ)275・5点

〈4〉木原美悠(木下グループ)228点