元世界ランキング4位で、故障から約1年8カ月ぶりに復帰した先月の下部ツアー大会で優勝した錦織圭(33=ユニクロ)が、復帰第2戦の初戦を飾った。

世界237位のアダム・ウォルトン(24=オーストラリア)を6-1、6-2のストレートで下し、2大会連続優勝へ危なげないスタートを切った。「プレッシャーなくプレーできた。なんか自分がフェデラーみたいな気持ち。めちゃくちゃよかった」と自画自賛した。

「しっかり作戦を持ってきた」。先月の大会でも対戦した若手に、この日も付け入る隙を与えなかった。

1セット目の第1ゲームからラブゲームキープする立ち上がりを見せると、第2ゲームも好機を逃さない。ネット際に詰め寄る攻めの姿勢を見せ、ブレークに成功。ここからさらに勢いに乗った。第4ゲームもバックのダウンザラインや、リターンエースを決めて再びブレーク。5ゲームを連取すると、第7セットをキープし、6-1で先取した。

2セット目も、相手のやりたいことをやらせなかった。第1ゲームからいきなりブレークに成功。第4ゲームは2ブレークポイントまで追い込まれながらも、粘り強さを発揮してキープした。第7ゲームでも鮮やかなショットで再びブレーク。第8ゲームをエースでキープし、6-2で勝負を決めた。ゲームを通して1度もブレークを許さなかった。

「正直まだ1大会目が終わったばかりですし、気持ちとしては自信をつけすぎないように臨みたい。挑戦者としてやっていきたい」。

昨年1月に股関節の手術を受け、リハビリ中の同年9月には右足首も痛めて長期離脱。1年8カ月ぶりの出場となった先月のカリビアン・オープン(米自治領プエルトリコ)で優勝し、復活を遂げた。世界ランキングは現在、501位に復帰。4大大会最後の全米オープン(8月28日開幕)出場に照準を定め、「そこに向けて、もっともっとレベルを上げていきたい」と完全復活ロードを歩んでいる。

◆放送 錦織復帰第2戦ATPチャレンジャーミシガンと第3戦同シカゴはWOWOWで放送、ライブ配信される。アーカイブ配信あり。