昨季で4大陸選手権銅メダルの佐藤駿(19=明大)が、念願のアイスダンス世界王者とのコンビ結成を喜んだ。

今季のフリーで滑るのは、ビバルディ作曲の「四季」。振り付けをてがけたのは、アイスダンスで22年北京五輪王者カップル「パパシゼ」のギヨーム・シゼロン。「昔からお願いしたいなと思ったんですけど、なかなか。コロナなどいろいろあって。今回、向こうに行く機会をいただいたので」とカナダ・モントリオールで創作を行ってきた。

5月末から2週間。世界トップのアイスダンサーがそろう練習拠点で、徹底的にスケーティングの練習に励んだ。「振り付けも覚えないといけなくて。頭パンパンでした」と笑顔で振り返った。

故障からの復帰シーズンだった昨季は、どうしてもジャンプに集中し過ぎた部分があったという。今季は、このフリー作品とともに、滑りを意識する。「春夏秋冬を表現して、冬がメインな感じになっているんですけど。季節の変わり方というか、そういった部分を表現できたらいいのかな」と思い描いた。