E組の日本(世界ランキング36位)は東京五輪銅メダルのオーストラリア(同3位)に89-109で敗れた。通算1勝2敗で3位となり、17~32位を決める順位決定リーグに回ることになった。31日にF組4位、9月2日にF組3位と対戦する。今大会でアジア最上位国となれば、来夏のパリ五輪出場が決まる。
試合後の馬場雄大の一問一答は以下の通り。
◇ ◇ ◇
-試合を振り返って
「オーストラリアは経験値や落ち着きがあった。僕らはミスをしてやられるケースがあった。このレベルになると1つのミスが命取りになると感じた」
-相手の司令塔ギディーにつくことが多かった
「スピードがある彼のドライブなどを止めることは、チームとして言われていた。ただ彼はパスもうまい。スピードを止められたとしても、第2、第3と攻撃が展開されていった。彼が起点だったので、僕の責任もあるかなと思う」
-順位決定ラウンドへ
「今日負けはしたけれど、40分戦い抜けた。チームとしての勢いも消えていないし、得失点差があるからこそ、最後まで戦い抜いた部分もある。チームの目標はパリ五輪出場権をつかむこと。1試合1試合チームで戦いたい」
-4年前は順位決定戦で失速してしまった
「今は希望しかない。ここまでくれば、ほかのアジア勢の勝敗も見ているし、そのなかで僕たちが1位。希望しかない。課題に直面していた4年前は、だらっとした感じで順位決定戦にいってしまった。今回はやれた部分、やれなかった部分が明確。そこを詰めることであと2試合できる。3勝して終えることを目指している」
-後半はいい雰囲気もあった
「第3、4クオーターだけを見ると互角に戦えている。今までの僕たちは、オールスターのようなメンバーがそろったオーストラリアに対して、戦い抜くことすらできなかった。自分たちを信じてやれているというのがある。本当に希望しかない」
-馬場選手自身もプレーが安定している
「2カ月間、常に気持ちを切らさずにやれている。最初の選考からすごくレベルが高く、1つ気を抜くとどういう状況か分からない状態だった。毎日いかに自分のパフォーマンスを発揮できるか。この数カ月やってきたことを、いまも毎日やっている」
-奥さんの応援も力になっている
「あははは。そうですね。フィンランド戦のあとに帰る予定だったけれど、延泊して一緒に戦ってくれて感謝しています」
-出発前に声をかけられたりは
「楽しめよ、といつも言われるんですよ(笑い)。なので、きょうも楽しんだかと聞かれると思います」
-楽しめましたか?
「はい、楽しめました(きっぱり)」