世界ランキング8位の日本が、歴史的なオリンピック（五輪）6大会連続出場を逃した。
来夏のパリ五輪予選を兼ねるワールドカップ（W杯）の最終第7戦で、世界4位のブラジルにフルセットの末、惜敗。1992年バルセロナ五輪以降、男女とも遠ざかっていた「五輪前年の出場権獲得」を32年ぶりに成し遂げることはできなかった。
◇ ◇ ◇
OH林琴奈はオールラウンダーぶりをいかんなく発揮し、古賀と並ぶチーム最多18得点を挙げた。アタック決定率は60％を超え、巧みな打ち分けでブラジルの守備網を崩した。大会を通じて攻守に存在感をみせた173センチは「終盤での戦い方っていうのがまだまだ弱いことが分かった」と冷静に分析。20点以降の得点パターンの確立を課題に挙げ「どうやって気持ちで戦っていくかを詰めていかないと」と見据えた。
