リベロ山本智大(28)へのキャッチフレーズが、ひそかに話題を呼んでいる。
テレビで中継したフジテレビ系列は、開幕から3戦連続スタメンの山本を紹介する際に「山本に打ってしまえば望みはありません!」とのテロップを流した。独特のキャッチフレーズに、バレーファンからはSNS上などで「どういう意味?」と疑問の声が上がった。
これはバレーボールではなく、高校野球での名実況を引いたもの。常葉学園菊川(現常葉大菊川)の二塁手として、07年センバツ優勝、08年夏の準優勝に貢献した町田友潤さんが再三の攻守を見せた際、元ABCアナウンサーの清水次郎氏が「セカンドに打ってしまえば望みはありません」と実況したことに由来する。町田は「甲子園史上最高の二塁手」と呼ばれるほど守備力が高く、今も高校野球ファンの記憶に刻まれている。
なぜこの言葉がバレーボール選手に当てはめられたのかは定かでないが、その山本も好レシーブを連発。試合後は「あまり良くなかった」と振り返りながらも、「チームが勝ったことが一番。本当によかった」と胸をなでおろしていた。
X(旧ツイッター)では、このキャッチフレーズが一部のユーザーの間で話題に。「なんか聞いたことあるフレーズだな(笑)その名に違わぬスーパーレシーブ連発」「常葉菊川の町田くんじゃないですかー!」「おもしろいな」など、思わずツッコミを入れる投稿が目立った。