男子団体総合決勝が行われ、日本が五輪を含めた世界大会で16年リオデジャネイロ五輪以来7年ぶりの頂点に立った。

6種目、各3選手の演技の合計得点で争い、255・594点で、2位で253・794点とした中国を振り切った。

出だしのゆかで2位発進。続くあん馬で落下があり4位に転落したが、以降に巻き返した。4種目目の跳馬で3選手がロペスを決めて首位へ上がると、得点差を広げて最終6種目目の鉄棒へ。最後は2位中国と得点差がある中で、エースの橋本大輝がしっかり着地まで決め、得点が表示される前に金メダルを確信。みなで喜びあった。

今大会は最大のライバルの中国が、主力を日程が重なったアジア大会に派遣。世界選手権としては15年グラスゴー大会以来金メダルから離れた日本だったが、優勝候補筆頭として重圧のかかる中での試合となっていた。

◆橋本大輝 今日は着地を決めてチームに勢いをつけるっていうことを目標にしてきたので、任された場面で結構やりきったなという強い気持ちがある。今はみんなで金メダルを取ることができて最高です。

◆杉本海誉斗 今まで味わったことないぐらいの緊張があったんですけど、その中でも着地を決めて、チームに勢いをつけて、18演技を全員でつなぐことを意識して決勝をしての結果が金メダルになって、本当に最高です。

◆南一輝 ゆかでは思ったぐらいの点数が出なかったんですけど、跳馬で着地まで決めていい流れが来て優勝に近づけたんじゃないかなと思う。すごい最高な気分です。

◆萱和磨 全ての種目でトップバッターを任されて、絶対にミスをしないでつなぐ、着地を止めてつなぐっていうことだけに集中して。無事に5種目ができたので良かったと思います。

◆千葉健太 最初から最後までみんなに助けられて。本当にありがとうっていう感じでした。