杭州アジア大会で銀メダルを獲得したバスケットボール女子日本代表が6日、羽田空港着の便で帰国した。

日本代表の恩塚亨監督(44)は、「停滞した時間帯があっても、そこで試合中にアジャストできた」と収穫を口にした。

国際連盟からパリ五輪世界最終予選の組み合わせが発表され、日本はハンガリー会場で、スペイン(世界ランキング4位)、ハンガリー(同19位)、米大陸予備予選1位国(同5位のカナダが有力)と同じ組に入ることが決まった。4チーム中3位以内に入れば、五輪切符出場となる。恩塚監督は「私たちの目標はパリ五輪で金メダルを取ること。そういう意味ではすごくいいチャレンジになる」とまず強調。そのうえで「スペインはヨーロッパでも1、2の実力を持つ強豪国。そういうチームと、アジアカップやアジア大会の決勝のような感じで戦えることはポジティブに思っている。それを乗り越えていこうとすることで、自分たちの行動目標が高まる。いい準備ができるのでは」と話した。

国際大会を終えた直後だが、指揮官は今後ほどなくして渡米予定であることも明かした。10日間ほど現地で過ごし、日本人の吉本泰輔氏がアシスタントコーチを務めるニックスなどの指導現場を“視察研修”する。「チームフィロソフィーをどう浸透させているか。そしてどのように選手を評価しているのか。そういったあたりをNBAのチームから勉強してきたい」と話した。