今季B1に昇格した長崎が、昨季準優勝の強豪千葉Jを開幕戦で撃破し、B1初勝利を飾った。

開幕直前に長崎に加入した馬場雄大はコンディション調整のため試合前に欠場が発表された。それでもチームは“馬場抜き”のラインアップで奮闘。第1クオーターからリードを奪い、50-40で前半を折り返すと、後半に追い上げられるシーンもあったが反撃を振り切った。

前田健滋朗監督は「築き上げてきたヴェルカスタイル発揮できた。ひやひやする場面もあったが最後まで走り切れた」と満員のファンの前で喜びを語った。

マット・ボンズがチーム最多に並ぶ20得点を挙げ、11リバウンドも記録。主要個人記録2項目で2桁を記録する“ダブルダブル”で勝利に貢献した。

この日はメンバー外だった馬場も試合中はベンチ脇で仲間を激励し、試合後には満面の笑みを弾けさせた。

千葉JはW杯日本代表主将の富樫勇樹が6本の3点シュートを決めるなど25得点と奮闘したが、黒星スタートとなった。