パリ五輪アジア予選で3大会連続五輪出場を決めた7人制ラグビー女子日本代表「サクラセブンズ」の三枝千晃(26=北海道バーバリアンズディアナ)が、24年パリ五輪の代表入りを目指す。

パリ五輪アジア予選のカザフスタン戦では先制トライを挙げるなど五輪切符獲得に貢献。五輪代表選考の一環となるワールドシリーズ(12月~24年6月)でメンバー入りを重ねて、自身初の五輪代表入りに向かう。

   ◇   ◇   ◇

三枝の視界に、24年パリ五輪がはっきりと見えてきた。11月のパリ五輪アジア予選で、16年リオデジャネイロ、21年東京に続く3大会連続の五輪出場を決めた日本の勝利に大きく貢献。カザフスタン戦の先制トライなど奮闘した。「憧れの舞台だったけど、出場権を取ってからは目標に変わった」。現実味を帯びてきた五輪出場に期待感を口にする。

幼少期から憧れだった大舞台に立つチャンスをつかむ。自力での五輪出場を決め、「世界との差は大きいと思うけど力を付けてパリで結果を出したい」。日本は初のメダル獲得を目指しており、歓喜の輪に入るためにも、個の能力をアピールする。「武器のコンタクトの強さを見せていきたい」と、五輪本番での代表入りへひたむきにトレーニングを重ねる。

東京都出身。ラグビーは陸上部に所属していた小山台高時代の体育の授業で興味を持ち、文教大入学と同時にアルカスクイーン熊谷に入団。当時のコーチが北海道バーバリアンズディアナのヘッドコーチに就任したことをきっかけに、大学卒業とともに、北海道行きを決意した。現在は薬局事業などを手がける会社で営業のサポート業務をこなしながら競技に打ち込む。「(会社に)応援してもらっているので、試合に出て感謝の気持ちを表せたら」とピッチ上で恩返しする。

パリ五輪の代表選考を兼ねているアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで2日に開幕したワールドシリーズで活躍し五輪代表入りを目指す。ドバイ大会出場は逃したが、9~10日のケープタウン大会では代表入りした。22年6月に代表合宿で訪れていた花の都に、24年は五輪代表として舞い戻る。「もう1度行ってみたいという気持ちがあったので、そこのメンバーに入れるように頑張りたい」と大舞台を見据えた。【石井翔太】

◆三枝千晃(さえぐさ・ちあき)1997年(平9)3月21日、東京都葛飾区生まれ。小山台高時代は陸上部に所属し、100メートルの自己ベストは12秒99。砲丸投げで都大会出場経験を持つ。札幌市のメディカルシステムネットワーク勤務。女子日本代表では21年アジアシリーズで初選出。ポジションはFWの右プロップ。家族は両親と妹2人。168センチ、68キロ。