男子の帝京長岡(新潟)は、初出場の京都精華学園に47-92の大差負け。3年連続9度目の出場で初の初戦敗退となった。

初戦の硬さをほぐすためのアイドリングをしている間に、突っ走られた。昨年は8強、一昨年は準優勝の帝京長岡が47-92のほぼダブルスコア、45点の大差で敗れた。9度目の出場で初の初戦敗退。柴田勲監督(54)は「インサイドが踏ん張れなかった」と言った。頼みの綱のCジブリン・ハッサン・スレイマン(3年)が21日に左膝を痛め、本調子ではなかったのも響いた。

PG児玉雅空(3年)は「正直、悔しいのひと言に尽きる」と話した。勝ち星を重ねる先輩たちを見てきただけに「全国で1勝するすごさを、ここへきて実感した」と言う。チームは3点シュートを35本放って決定率は17・1%。シュートシーンを作りながらも、得点に結び付かなかった。

メンバーの大半は進学してバスケットボールを続ける。大敗した苦い経験も選手たちにとっては財産になるはず。柴田監督は「結果はこうだったけれど、3年間の学びはあったはず。生かしてほしい」と3年生メンバーをねぎらっていた。

◆テレビ放送 男子決勝は29日午後1時からテレビ朝日系で、女子決勝は28日正午からBS朝日でともに生放送

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