京都精華学園が東海大福岡を準決勝で下し、大会連覇と年間3冠に王手をかけた。

両校が準決勝で対戦するのは2年連続。序盤から一進一退の攻防が続き、37-33とわずかに京都精華学園がリードして折り返した。後半に入った直後も均衡した状態が続いたが、第3クオーター途中から京都精華学園がリードを広げ、突き放した。

京都精華学園は世代別日本代表の八木悠香(3年)が両チーム最多24得点、17リバウンドで“ダブルダブル”の活躍。身長179センチのフォワードプレーヤーは、「ダブルダブルは毎試合、意識している。これまでの3試合は自分のプレーができていなかった。今日はしっかり切り替えられた」とうなずいた。

今季は全国高校総体(インターハイ)に加え、22年に新設されたU18日清食品トップリーグも制した。“新3冠”と大会連覇まであと1勝。「勝っても負けても、このチームでできるのは次が最後。(中高一貫校の)6年間の集大成として、悔いなく笑顔で終わりたい」と意気込んだ。

◆テレビ放送 男子決勝は29日午後1時からテレビ朝日系で、女子決勝は28日正午からBS朝日でともに生放送