ウインターカップの大会アンバサダーを務める河村勇輝(22=B1横浜ビー・コルセアーズ)が、男子決勝前に取材に応じた。

母校の福岡第一が福岡大大濠と激突する決勝は、自身が出場した4年前と同じ組み合わせ。「この1年で最後に戦えるのはこの2校。チームメートと一緒に戦える時間を大切にしてほしい」と、両チームにエールを送った。

勝負事である以上、一方が勝てばもう一方は敗れる。そう前置きしたうえで、「悔しい気持ちを持つチームも出てくると思うけれど、最後まで試合ができたことについての誇りは失われない。いい思い出になると思う。全力で2チームが戦ってもらえれば」と力を込めた。

高校バスケの大一番として、大勢の観客が集まるウインターカップ。河村自身は1年時から出場し、2度頂点に立った。「やっぱり昔から憧れの舞台だった。自分が初めてコートに立った時は、本当にうれしかったし、偉大な大会だとも感じた」と振り返った。