旭川実が、全日本高校選手権では、高校総体として開催され、準優勝した1992年(平4)夏以来、31年半ぶりのベスト8進出を決めた。U19日本代表でアウトサイドヒッターの笠井季璃(りり、3年)が、チームの71得点中37点をたたき出す活躍を見せ、3年前の準優勝校・大阪国際滝井・国際をフルセットで下した。

攻撃力の半減を狙った相手にサーブで狙いうちされても、笠井は全く動じなかった。正確で柔らかいレシーブでセッターに預け、上がったボールを相手コートに思い切りたたきつけた。第3セットの序盤では、柔らかいタッチで1度相手コートに入れたボールが、すぐに戻ってきたところを、そのまま強打のクロスで打ち返す離れ業も見せた。

「目標は日本一」。北海道大会から口癖のように言い続ける最高到達点へ、あと3勝に迫った。

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