日本ラグビー協会は10日、都内で理事会を開き、商業広告の規程改正が決まった。

大学生において、新年度から公式戦で着用するジャージー以外の服装(ウインドブレーカーやポロシャツなど)について広告掲出が認められる。

かねて現場の要望を受けて議論されており、岩渕健輔専務理事(48)は「コロナ禍から『活動が難しい』という、経済的な面での話があった。

試合のジャージーについては『未来永劫(えいごう)認められないのか』というと『現時点では認められない』が、今後検討されていく。今後については、より議論を深める必要がある」とのスタンスを示した。対象となる企業については、協会側が一定のガイドラインを示した上で、大学やチームが決めていくことになる。

この日は1日付で日本代表ヘッドコーチ(HC)に就任したエディー・ジョーンズ氏(63)と、U20(20歳以下)日本代表HCの大久保直弥氏(48)が、理事に今後の活動について説明した。岩渕専務理事は「W杯再招致を掲げており、最短で35年。約10年後に日本でW杯があり、代表の平均年齢が28歳とすると、今、花園で活躍した選手が(W杯)決勝でプレーしていないといけない。10年後への強化が始まっており、各カテゴリーで連携して進めないといけない。女子も同様で、今の高校生が(約10年後の)中心選手。それぞれのHCにも伝えています」と話した。【松本航】