レジェンド葛西紀明(51=土屋ホーム)がW杯札幌大会(2月17、18日)の代表入りを決めた。代表選考レース最終戦で、最終的に4選手で3枠を争い、1回目121メートルを飛び、2回目117メートルで代表切符を手にした。レジェンドは「まずは予選突破」と喜んだ。

前日HTB杯兼コンチネンタル杯では10選手が臨んだ日本勢最高9位に入り、代表入りに前進していた。この日、午前中に行われたSTV杯を兼ねたコンチネンタル杯でも132・5メートル、130・5メートルで130メートル台を2回そろえて11位。2日連続の日本勢最高でリードした。

昨年は選考で代表入りを逃すも、直前に日本代表に体調不良の選手が出て、繰り上げで代表入り。予選に臨んだが、調整不足が響いて本戦出場はならなかった。

W杯出場は20年2月2日札幌大会以来遠ざかる。予選を突破し、4季ぶり出場を果たせば、ギネス世界記録を持つ通算569試合出場を更新する。51歳がW杯舞台に舞い戻る。