ノーシードの赤江夏星(かほ、19=デンソー)が、強敵を下して初の4強入りを決めた。
前日26日にパリ五輪(オリンピック)シングルス代表選考レース2枠目をつかんだ平野美宇(23=木下グループ)に勝利。4-3(3-11、11-5、11-6、14-16、11-4、4-11、11-9)で振り切った。
自身は1回戦から計7試合で白星を並べ、4回戦からスーパーシードの笹尾明日香(日本生命)、安藤みなみ(トップおとめピンポンズ名古屋)、佐藤瞳(ミキハウス)、平野を立て続けに破った。
前日26日の8強決定後には「私がこの場所に立っていいのかな?」「ボコボコにされたら嫌だな」と複雑な心境になったというが、初対戦の平野と向き合い「第1ゲームで何もできずに終わった。失う物はないので、勝ったらうれしい、負けても悔いが残らないように頑張りました」と懸命に戦い抜いた。
22年全国高校総体では今大会4強の横井咲桜や、大藤沙月らに勝利して頂点に立った実力者。実業団の強豪であるデンソーでは苦手のバックハンドを重点的に練習し「平野選手とも互角にやれた」と成果は出た。
28日の準決勝は23年世界選手権銅メダリストの早田ひな(日本生命)と対戦する。初々しい表情の19歳は「それこそ失う物は何もないです」と全力でぶつかる。【松本航】


