【モントリオール=阿部健吾】「りくりゅう」こと三浦璃来(22)、木原龍一(31)組(木下グループ)が2位となり、3年連続で表彰台に上った。

ショートプログラム(SP)2位で迎えたフリーは最終滑走で自己最高144.35点を記録し、合計217.88点とした。

木原は氷の上でよつん這いになり、三浦は隣で立ち尽くした。横に並んで同時に跳ぶサルコーは三浦に乱れが出たものの、スロージャンプやツイストリフトを決めてフリー1位。ただ、SP3・95点差は返せず、2連覇には届かなかった。

SPでは今季自己ベストの73・53点。木原の腰椎分離症の影響で長期欠場していた今季は、3戦目にして70点台に戻してきた。フリーは1月の4大陸選手権後に2季前の「Woman」に戻す決断をした。三浦が「滑り込んだ期間も長く、盛り上がる。私たちらしくていい」と歓迎する代表作。最終調整でも息の合ったところを見せていた。

SP首位のディアナ・ステラートデュデク選手、マキシム・デシャン選手組(カナダ)が合計221・56点で優勝した。