レギュラーシーズン(RS)5位のシャンソン化粧品が、同8位のアイシンを85-79で下し、クオーターファイナルに駒を進めた。SF吉田舞衣(25)が要所で躍動。3点シュート5本を含む両チーム最多23得点を挙げ、リバウンドも11本を奪うダブルダブルで貢献した31日は同4位のトヨタ自動車との一発勝負に臨む。

シャンソン化粧品の吉田が、チームに勢いを与えた。第1クオーター(Q)開始15秒で3点シュートを沈め3-0。約2分後にも3点ゴールを決め、9-2とした。接戦となった第2Qでは39-41の残り45秒で相手のファウルを誘い、自投2本を成功させて同点に。同1秒にも再び3点シュートを沈めた。この日最大19点リードとなった最終Qでは、あっという間に差を縮められたが、吉田は80-78の残り53秒で意地の3点ゴールを決めきった。

5アシストも記録した吉田は、終了のブザーとともに笑みを浮かべてチームメートとハイタッチ。初戦突破を喜んだ。試合前に想定した通り、得点やリバウンドなどでリーグを代表するスーパールーキーのCイゾジェ・ウチェ(19)を封じられ、「大事な時間帯でシュートを決めきり、リバウンドを取るとかは自分の役割と思い始めていて、それが徹底できてよかった」と振り返った。

チームは次戦で、昨季まで2季連続で決勝進出を阻止された難敵と対する。今季RSでは1勝1敗と互角の勝負を演じており、チームに苦手意識はない。セミファイナルの“壁”を超えるため、吉田は「まずは目の前のトヨタ自動車を倒してその先に進めるよう、40分間集中して頑張る」と決意を示した。