昨季のジュニアグランプリ(GP)ファイナル王者の中田璃士(りお、15=TOKIOインカラミ)が男子フリー1位の139・02点を記録し、合計213・48点で優勝した。2位に57・81点差をつけたが「後半は詰まったジャンプが多かった。ジャンプが流れるようにしたい」と冷静に振り返った。

冒頭で2本のジャンプを決め、3本目でトリプルアクセル(3回転半)-オイラー-3回転サルコーの連続ジャンプを成功。4回転を回避した構成で後半はやや乱れたジャンプもあったものの、全7本を着氷させた。

今季は「どこを写真で切り取られてもいいように」と表現力の向上にも注力。新フリー「パイレーツ・オブ・カリビアン」のコレオシークエンスではクリムキンイーグルや逆回転のシングルアクセルを披露した。逆回転ジャンプは「以前から遊び感覚で取り入れている」といい「アクセル、サルコー、トー、ループは跳べるんですけど、フリップが跳べない…」と苦笑い。「逆でも良い軸がつくれるように意識している」と狙いを説き、「普段の4回転よりも緊張した」と笑顔で振り返った。

次戦はジュニアGPシリーズ第3戦タイ大会(11~14日)に臨む。「SPもフリーも加点のあるジャンプをしたい。昨季の自己ベスト(229・31点)を毎試合上回りたい」。昨年から身長は約6センチ高くなり、現在は166センチ。すくすくと伸びた身長のように、視線も上げていく。【藤塚大輔】