元世界ランキング4位の錦織圭(34=ユニクロ)が、6年ぶりの同大会の初戦を突破した。元3位のマリン・チリッチ(クロアチア)と18年全米オープン以来6年ぶりに対戦。6-4、3-6、6-3のフルセットで退け、2回戦へ駒を進めた。

試合序盤は「本当はもうちょっと打ちたかった」と慎重な出だしとなったが、尻上がりにつれて調子を上げていった。特に「テークバックを短くしたのと、トスが前に出る癖を直した」と、修正して臨んだサーブに安定感がアップ。ファーストサーブ成功率は、相手の57%に対して70%と大きく上回った。試合を優位に運び「復帰して一番良かった。そのおかげでキープも簡単にできたし、その流れでリターンやブレークできた」と手応えを示した。

過去に幾度もの熱戦を繰り広げてきた因縁のチリッチを相手に、2時間超のゲームを制した。ともにケガからの復帰を目指す者同士、特別な思いもあった。「お互い年齢重ねても頑張ってる相手と戦えるのすごく意味のあるものだったし、プラスこのお客さんの中で戦えて気持ちよかった」と白い歯をこぼした。

次戦は、次戦はルード(ノルウェー)-トンプソン(オーストラリア)戦の勝者と対戦。まだまだ、状態はここから上げていく。「まだ思いっきり打ててなかったりするところもあるので、そこは試合を重ねていくしか今はないと思う。こういう試合を増やしていきたい」と、口元を引き締めていた。