フィギュアスケート女子で3月の世界選手権銅メダルの千葉百音(20=木下グループ)が、26年ミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)へ「一日一生」の覚悟を示した。
20日、拠点とする宇治市の京都アイスアリーナで練習を公開。来月上旬に控える今季初の国際大会「チャレンジャー・シリーズ(CS)木下グループ杯」へ「シーズンの序盤、どこまで自分が仕上がっているのかまずはしっかり確かめたい」と意気込みを語った。
12日まで行われたサマーカップではSP6位と出遅れた。フリーで順位を上げて総合2位に入ったものの、「緊張した時の体力がまだまだ」と猛省。この日は練習終盤まで、「課題」とする3回転サルコーを繰り返す姿も見られた。浜田美栄コーチからは「今が踏ん張りどころ」と声をかけられているといい、「苦手なジャンプは倍練習しないといけないので、そこは重点的に意識して練習している。どんなに足が疲れている時でも跳べるように」と引き締めていた。
目標へ、歩みを進めていく。「オリンピックは小さい頃は憧れてた夢の舞台で、今は1つの目標。自分がどこまでたどり着けるか、はい上がっていけるのかは自分次第だと思う」。
14年ソチ五輪が、真冬の祭典を志すきっかけだった。テレビを通して感じ取った、選手たちの緊張感や試合に出られる喜び。自身もその舞台に立って味わってみたいと思いを強くした。あれから11年。代表の有力候補になるまで成長したが、初心を大切に、今季も1から積み上げていく覚悟だ。「ここから本当に1日1日の練習を大切に、その日できる自分のベストを出し切りながら、1歩1歩上に上がっていけるように頑張りたい」と掲げた。
メンタル面でも充実感がある。今年5月に20歳になり「遠い昔に思っていた20歳と比べると全然幼い」と笑うが、「今が一番若い感覚」と精神面の安定を口にする。プレッシャーへの向き合い方も日本連盟のトレーナーと相談しながら日々改善に取り組んでおり、「課題に受け止めすぎないことも大事だと思う。かかるものだと最初から捉えて、その上でどういう対策を講じていくかは自分次第」と、前向きに話した。
夢舞台へ、一日たりとも無駄にしない。【勝部晃多】


