スノーボードのハーフパイプで招待選手が争う「ザ・スノーリーグ」は2月28日、米コロラド州アスペンで1対1の決勝トーナメントが行われ、女子は五輪4位の清水さら(TOKIOインカラミ)が勝った。五輪3度の制覇を誇る米国のショーン・ホワイト氏が新設したプロリーグで第1シーズンの第3戦を制した。冨田せな(宇佐美SC)が3位、工藤璃星(TOKIOインカラミ)が4位。五輪銅メダルの小野光希(バートン)と冨田るき(東海東京フィナンシャルHD)は準々決勝で敗退した。

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これまでの悔しさを晴らす戴冠となった。16歳の清水はこの大会の第1戦は発熱、第2戦はけがでともに欠場。ようやく立った世界トップの舞台で躍動した五輪4位のホープは「まずは出たい気持ちが一番強かった。ハイレベルなトーナメントに勝ててめっちゃうれしい」と声を弾ませた。

順調に勝ち上がって迎えたマストロ(米国)との決勝。女子では一握りしか操れない、斜め軸に縦2回転、横3回転する大技「ダブルコーク1080」も巧みに繰り出し「ダブルコークを入れたランを一番きれいに決められた」。手応え十分に優勝をたぐり寄せた。

初の祭典では惜しくも表彰台に届かなかったが「順位より、もっといいランを出せたという悔しさの方が強かった」と振り返る。気持ちを切り替えて挑んだ五輪後初の実戦。公式練習が雨で1日短くなったことに加え、暖かさもあってパイプが柔らかくなる難条件だったというが「気持ちで跳んだ」と、きっちり適応してみせた。

次戦は札幌市でのワールドカップ(W杯)。「日本で久々に開催されるW杯でも、自分のランを出せればいい」と気持ちを入れ直した。

 女子の冨田せは準々決勝で五輪3位の小野に勝ち、準決勝こそ清水に屈したが、表彰台は確保した。優勝した第1戦と同じ地での開催で好結果を残し「ここでまた表彰台に乗れたのは良かった」と息をついた。

3大会連続出場で9位に終わった五輪後は「今までに感じたことのない気持ち」で前を向けない日もあったという。五輪で負傷した腰の痛みも抱えながら戦った26歳のライダーは「いたわりながら、残りの試合もやれることをやっていく」と気合を込めた。