国際サーフィン連盟が2月に2028年ロサンゼルス五輪の予選方式を発表し、世界選手権に相当するワールドゲームズや、各大陸の国際大会の重要度が増した。

日本勢は9月開幕の愛知・名古屋アジア大会の優勝者が五輪代表第1号となり、男子のエースで東京五輪銀メダルの五十嵐カノアも出場に意欲を示す。

各国・地域とも男女それぞれ最大3枠。前回パリ五輪は、トップ選手が集まるプロ最高峰チャンピオンシップツアー(CT)の比重が大きく、ランキングで男子上位10人、女子は8人が出場権を獲得できた。今回は男女とも5人で、各国・地域から1人ずつに減少。ワールドゲームズ上位選手の枠が増え、これまでもあった米大陸に加え、アジアと欧州の国際大会での出場枠が新設された。

現時点でCTに参戦している日本勢は五十嵐ら男子の2選手のみ。日本サーフィン連盟の山本貞彦強化委員長は「日本にとってはチャンスが増えた」と歓迎する。

アジア大会は、サーフィンが初実施された21年の東京五輪とパリ五輪では出場権との関わりがなかった。今回も当初は有力選手は出場しないとみられていたが、この変更で一気に価値が上がった。五十嵐を筆頭に男女とも日本勢はアジアではトップレベル。山本強化委員長は母国開催の地の利も生かし、男女とも「枠を取りに行く」と意気込んだ。