学生スキー界の強豪、日大の男子部員(当時、未成年)が強姦(ごうかん)事件を起こし、日大は全日本学生スキー連盟へ虚偽報告していたことが13日、分かった。同連盟は日大男子を全日本学生選手権への無期限の出場停止処分とした。部の運営が正常化したと同連盟が判断すれば、処分を解除する。

 12日の理事会で決めた。佐々木峻理事長は来年の同選手権への復帰も念頭に置き「日大側がしっかりとした対応ができれば、処分を解くことを検討する。そのための無期限」と話した。

 同連盟によると、この部員は昨秋、東京都内で事件を起こした。退学処分を受けたが、同連盟には自主退学と報告。さらにスキー部長の承認を得ずに、部長名の文書を作成した。日大の早坂毅代司監督は「報告することを部長に伝えた」と話した。