1972年ミュンヘン五輪の競泳女子で15歳ながら3冠に輝いたメリサ・ベローテさん(米国)の金メダルが、24日に米アリゾナ州テンピの自宅から3個とも盗まれていたことが25日、分かった。

 ベローテさんは子どもたちに水泳を教えており、この日は金庫に保管しているメダルを学校で子どもたちに披露した後、自宅のたんすの引き出しに入れていた。ベローテさんは被害に気付いた瞬間は「赤ん坊のように泣いた」と振り返り、「あのメダルは少女のころに夢を抱き、水泳とともに歩んだ道のりの集大成。どうか返してほしい」と訴えかけた。