2008年北京五輪の競泳男子400メートル自由形の金メダリスト、朴泰桓(25=韓国)のドーピング疑惑で、韓国水泳連盟は28日、国際水泳連盟(FINA)から2月27日にスイスのローザンヌで聴聞会を開くと通告されたと明らかにした。

 聴聞会には朴泰桓本人が出席する見通しという。投与が事実と確認された場合の処分は不明だが、韓国メディアは、2年以上の出場停止処分で来年のリオデジャネイロ五輪出場が不可能となる可能性があり、選手生命の危機とも伝えている。

 朴泰桓側は筋肉増強効果のあるテストステロンの成分を含む注射を本人が知らないうちに受けたと主張している。聯合ニュースによると、FINAは昨年9月に行ったドーピング検査で陽性反応が出たとの結果を10月末に朴泰桓側へ通告していた。