<バレーボール:全日本高校選手権:松山工2-0相馬>◇男子1回戦◇5日◇東京体育館

 部員11人の相馬イレブンは初戦敗退に終わった。第2セットはエース佐々木将至(まさよし)主将(3年)の弾丸スパイクやブロックが決まり、一時はリード。だが15-14から相手に6連続得点を許すなど終盤に突き放され、悔し涙を流した。

 昨年は県予選敗退、今年は部員不足と苦難を乗り越えながら勝ち取った全国切符だった。佐々木は「つらいこともあったけれど出られてよかった。個人的に心残りはないが、自分たちのバレーができないで終わったのは悔しい。この経験を生かして来年も出場して欲しい」と、ともに戦った後輩たちにエールを送っていた。