世界女王でも特別扱いはしません-。日本スケート連盟は20日の理事会で来季の国際大会の派遣選考方法を決めた。来年3月のフィギュアスケート世界選手権(フランス・ニース)代表は(1)GPファイナルの日本人上位3人(2)全日本3位以内(3)全日本終了時の世界ランク日本人上位3人-のどれかを満たす者から選ぶことになった。4月の世界選手権を制した安藤美姫(23=トヨタ自動車)は来季のGPシリーズを欠場することを既に表明。(3)の基準を満たすことはほぼ確実だが、吉岡伸彦強化部長は「世界選手権に出たければ、日本選手権には当然出ないとダメ。ストレスのかかる試合はしばらくお休みしたいと聞いているが、その『しばらく』がどこまでかは、分からない」と話した。