日本ラグビー協会は2日、5日のアジア5カ国対抗UAE戦(レベスタ)の日本代表メンバーを発表、18歳の藤田慶和(早大)が史上最年少デビューすることになった。藤田は左WTBとして先発予定で、05年にクリスチャン・ロアマヌが記録した18歳11カ月での初キャップ獲得を、約3カ月更新する。

 この試合はエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)就任後、国内初戦となる。同HCは「今回は若い選手にも成長の場を与えた」と話すと同時に、藤田について「スピード、相手を抜く力がある」と評価。東福岡高出身の藤田を地元でデビューさせることで、本人もチームも、ファンも盛り上げようという「親心」がのぞいた。

 キャップ69の34歳小野沢に代わって、11番の桜のジャージーを着る藤田は「率直にうれしい。今まで準備してきたことを出せるよう頑張りたい」と意気込んでいた。