<バレーボール:W杯男子大会・日本0-3米国>◇8日目◇29日◇マリンメッセ福岡

 日本は米国に敗れて4位以下が確定し、今大会でのロンドン五輪出場権獲得を逃した。08年北京五輪金メダルの米国と対戦し、第1セットこそ37-39の白熱の攻防戦となったが、その後は実力差を見せつけられた。日本は通算2勝6敗、米国は4勝4敗。ポーランドはエジプトを、ロシアはキューバを下し、それぞれ勝ち点を22、21に伸ばして1、2位をキープした。

 37-39と壮絶な攻防となった第1セットを落とした日本に、もはや反撃の力は残っていなかった。植田監督は「1セット目に攻めきることができず、残念な結果につながった。頭を切り替えて修正したい」とうなだれた。リードを奪っていた第1セットを失うと落胆したのか、この後はミスばかりが目立った。04年から続く米国戦の連敗はこれで15。今大会での五輪切符は消えた。最後のチャンスを懸けた来年の最終予選兼アジア予選を前に、残り3戦でチームの成長を実感できる結果がほしい。