伝統の「早明戦」を早大が制し、1日に8連覇を決めた帝京大と6勝1敗で並び、同率優勝を果たした。早大の対抗戦優勝は8年ぶりとなった。

先制したのは早大。開始直後に右ラインアウトからの展開でFB河瀬の左中間にトライ(ゴール)を奪取。ともに1本ずつPGを決め、前半27分には明治がPGで追加点を奪い、差を詰めた。だが、直後に早大SO岸岡がハーフウエーラインから35メートルを豪快に突破し、左を走るNO8丸尾のトライを演出。6-17とリードを広げた。

それでも明大は34分に武器とする強力スクラムからの展開で反撃のトライ。前半は早大が17-13とリードで折り返した。

後半の立ち上がりは両校とも防御が光り、ギリギリのところで得点を許さない、互角の展開。均衡を破ったのは早大。14分に得意の速いパス展開からCTB中野が中央を突破し、トライ(ゴール)。24-13とリードを広げると、19分にも右への展開からボールを受けた中野が中央に切り込み、再びトライ(ゴール)を奪い、18点差をつけた。

粘る明大も、終了間際に2トライを返す意地を見せたが、早大が4点差で接戦を制した。