ラグビートップリーグ(TL)のヤマハ発動機の清宮克幸監督(51)が29日、都内で引退会見を行った。2014年度に創部以来初めて日本選手権で優勝した時の、選手と大勢のファンが一枚に収まった写真を会見場に持参。「ファンたちを背中になんとも言えない表情の日本一を取った仲間たちの写真です。これがヤマハ発動機のラグビー部の全てです」と誇らしげに話した。11年から8年間監督を務めて、日本選手権に7度出場して優勝1回。監督就任時は低迷していたチームを、強豪チームに育て上げた。

今後は、同チームのチームアドバイザーに就任する。「堀川を男にする。結果を出せるように推し進めたい」と後任監督の堀川隆延ヘッドコーチの全面サポートを約束した。また昨年11月に設立した「一般社団法人アザレア・スポーツクラブ」の代表理事としても活動する。地域密着型の総合型スポーツクラブで、女子セブンズチーム「アザレア・セブン」を創設するといい、3月にセレクションを行う。