ラグビー日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、49)が15日、都内で行われている日本代表候補合宿に合流した。約1カ月をかけ、スーパーラグビー(SR)の海外チームや欧州6カ国対抗などを視察し、19年になり初めてリーチ・マイケルら代表メンバーと対面。「ワールドカップ(W杯)イヤーになり、選手の意欲を感じた」とフィットネス、スキル強化に励む選手たちの動きにうなずいた。

指揮官は、今後の強化プランも発表。「ウルフパック(オオカミの群れ)」と名付けられた特別チームを作り、3月末から5月までに、SRの下部チームを相手にニュージーランドで2試合、国内で1試合、オーストラリアで2試合の計5試合の練習試合を行う。日本代表候補を、サンウルブズとウルフパックの2チームに分け、実戦の中で強化していく狙いだ。

ウルフパックを指揮するジョセフHCは、視察したW杯1次リーグ同組のアイルランド、スコットランドについて「両チームとも、セットプレーが多く、非常に強い」としつつ、「日本代表は違う脅威で相手に迫っていく」と闘志。W杯開幕まで7カ月。「9月に向け、最高のペースでもっていきたい」と足元を見つめた。【奥山将志】