ラグビー日本代表候補合宿は18日、都内で第3クールが始まり、欧州6カ国対抗などの視察を終え、15日に合流したジェイミー・ジョセフ日本代表ヘッドコーチが本格的な指導を行った。

午後はFW、BKに分かれ、第2クールまでと比べ、コンタクトの強度を高めた状態で、ボール争奪時の攻防などを確認。

フランカーのリーチ・マイケル主将(東芝)は「3週目に入って、仕上がってきている。コンディションはみんな上がってきていると思う」と手応えを強調した。ジョセフHCから練習前に、海外視察に関する報告があったことも明かし「今後新しく取り入れていく練習やミーティング方法などの話があった」と説明した。

今回の合宿のテーマは、9月開幕のW杯日本大会に向けた「スキルアップ」。FWの練習では、細かなパスや、体勢が崩れた状態でパスをつなぐ動きの確認に時間を割いた。フランカーの姫野和樹(トヨタ自動車)は「今しかできないことだし、FWにとっても大事なスキル」。プロップの三上正貴(東芝)は「世界で戦うために必要なこと。まっすぐ当たるだけでは相手も守りやすい。今は基礎スキルをやる時間がとれるので、戦術練習の前にしっかりと身につけたい」と話した。