日本代表ロックのトンプソン・ルーク(近鉄)が38歳3カ月で先発フル出場を果たし、大野均(東芝)が持っていた37歳の代表最年長出場記録を更新した。

17年6月のアイルランド戦以来となる桜のジャージーに「1年前は『もう1回着るのは無理』と思っていた。すごく久しぶりだけれど、めっちゃうれしい」と右目上の出血をガーゼで処置しながらニッコリ。献身的なプレーは健在で、後半も倒れている味方に手を差し伸べるなど余裕があった。最年長記録更新の話題は「年は関係ない。均ちゃんはいい友達で、素晴らしい選手。自分の仕事をやるだけ」と謙虚に振り返った。

次戦は8月3日のトンガ戦。所属する近鉄の本拠地、大阪・花園ラグビー場が舞台だ。自称「おじいちゃん」のベテランは「メンバーは分からないけれど、もし出たら、めっちゃうれしい。(W杯に向けて改修された)新しい花園でまだ試合に出ていない。めっちゃ出たい」と日本語で意欲をみなぎらせた。