関西4連覇を狙う天理大が、関学大に75-12の圧勝で開幕2連勝を飾った。前半8分にフッカー北條耕太(4年)がラックから抜け出した先制トライが皮切りだった。一方的に攻め込み、前半は40-0と完封。後半に2トライを許し、主将のフランカー岡山仙治(4年)が「ダメな部分が出てしまった」と反省するほど、完璧な試合を求めた。

昨季は大学選手権準決勝で帝京大を破りながら、決勝で明大に屈した。今季の目標は「大学日本一」と明確に定める。小松節夫監督(56)も「タフな、厳しい状況を乗り越えてミスなく戦った」と評価した。

W杯日本大会開催による中断期間は、豊田自動織機などとテストマッチを予定している。岡山は「胸を貸してもらいますが、社会人相手でも勝ちにいく」と言い放つ。目標は関西が長年阻まれている大学の頂点。その大目標へ、緩まず突き進んでいく。