ラグビー日本代表で攻撃を担当するトニー・ブラウン・コーチ(44)が10日、台風19号の影響による不安を吹き飛ばした。

同日、ワールドカップ(W杯)日本大会組織委員会が会見。日本が8強を懸けて臨む1次リーグ最終戦スコットランド戦(横浜・日産スタジアム)など13日の試合について、嶋津昭事務総長が「それぞれの会場で詳細に検討した上、台風通過後の安全性を考え、日曜日の朝に判断したい」と説明していた。

ブラウン・コーチは「天気予報はどうなるか分からない。予報は晴れで(気温)27度ぐらいと言われている。ラグビー日和じゃないでしょうか。どういう風に戦うのか。攻めるのか、守り勝つのかを言うと、スコットランドにばれるので言えません。言えるのは、我々は準備万端で、試合を楽しみにしているということだけです」と自信をのぞかせた。

選手たちも決戦に向けて、気持ちを高ぶらせている。ロックのトンプソン・ルーク(近鉄)は「日曜日の天気はまだ分からないけれど、私も試合に出たい」。フッカーの堀江翔太(パナソニック)も「結構でかい台風なので、日本の国民の皆さまは気をつけてほしいなと思います。試合があって、勝って、ベスト8に行くとずっと思っている。それ以外は、考えていないです」とスタンスを示した。