ラグビーW杯日本大会で過去最高の8強入りを果たした日本代表が21日、都内で総括の記者会見を行った。20日の準々決勝(東京・味の素スタジアム)は、南アフリカに3-26。会見場に入ってきた選手たちは、拍手で出迎えられた。

今大会で出場機会のなかった選手たちも「ONE TEAM」で仲間を支え続けた。フッカー北出卓也(27=サントリー)は「北出丼をいっぱいつくって、チームに貢献させてもらいました。次に向かって努力していきたい」とニヤリ。周囲の選手たちから、自然と拍手が送られた。

食事はバイキング形式だったが、長期間のホテル暮らしには飽きもくる。小腹が空いたある日、ごはんに高菜、めんたいこ、しらす、ネギをかけ、最後に卵とごま油を添えて食べていると、周囲が「何それ!?」とまねを始めた。通称「北出丼」の発案者は、15日の記者会見で「今では選手の7割が食べています」とオチをつけて笑わせていた。