初の1次リーグ敗退の危機に陥っているオーストラリア(世界ランク10位)が、8強への可能性を首の皮一枚で残した。

ポルトガル(同16位)を相手に4点を追う前半19分、ロックのアーノルドのトライで逆転。前半を24-7で折り返したが、後半19分から2人が立て続けにシンビン(10分間の一時退場)となるなど苦しんだ。15点差にまで迫られたが、34分にWTBコロインベテがラックサイドを突いて貴重なトライ。最後は蹴り出さずに攻め続け「ワラビーズ」の意地を見せた。エディー・ジョーンズ監督も勝利に笑顔を見せた。

4トライ以上のボーナス点を含め、勝ち点5を獲得。これまでフィジー(同8位)、ウェールズ(同7位)に敗れており、2勝2敗で1次リーグ全4試合を終えた。勝ち点11で暫定2位だが、フィジーが8日にポルトガル戦を残す。

ポルトガルがフィジーにボーナス点を与えずに勝利すれば、オーストラリアの準々決勝進出が決まる。