【ブルノ(チェコ)23日(日本時間24日)=前田祐輔】今秋のドラフト上位候補、近大・巽真悟投手(4年=新宮)が、メジャースカウトの間で評価上昇中だ。24日(同25日)に世界大学野球選手権予選リーグ最終戦のチェコ戦を迎える。巽は米国戦の5回無死満塁から登板し、ピンチを無失点に抑えるなど好投。カナダ戦では4回1/3、7奪三振と存在感を見せている。

 米国戦には多数のメジャースカウトが集結した。ツインズのグドウィン・スカウトは「彼は今年ドラフトイヤーなの?

 グッドピッチャー。スライダーがいい」と期待。カブスのホルムバーク・スカウトは「我々は個人名を挙げることはできない。ただ日本のピッチングスタッフは素晴らしい」と話した。巽は「チェコに来て調子が上がってきた」と手応え十分だ。