日産休部ショックがクラブチームにも飛び火した。社会人野球を統括する日本野球連盟・鈴木義信副会長(64)は12日、13日に行う制度改革委員会で、今季の「クラブカップ大会」3大会開催を凍結する可能性を示した。萩本欽一監督(67)率いる茨城GGが2連覇中の全日本クラブ野球選手権は開催するが、同選手権に出場しないチームが、東日本、中日本、西日本の3地区で行う大会だ。

 日本選手権を都市対抗と統合するなどの改革案は、早くても来年からだが、「クラブカップ大会」は決定すれば今季から中止する。すでに、8月8日から各2日間の日程も発表されていたものの、交通費などは日本野球連盟が負担している。鈴木副会長は「連盟として、企業が納得する案を出したい」と、議論する考えだ。