斎藤佑樹投手(2年=早実)が4年生になる来春、早大野球部が米国ロサンゼルスキャンプを行う計画を進めていることが17日、分かった。早大ナインはこの日、約3週間の沖縄・浦添キャンプから帰京した。真っ黒に日焼けした斎藤は「順調です。感じはいい」と収穫を口にした。

 来年3月の米国キャンプは約2週間の予定で、現地大学生とオープン戦を数試合行う。前回同地でキャンプを行った06年は、ドジャースタジアムにも出向いた。早大には4年に1度米国キャンプを行う伝統はあるが、来年は大リーグキャンプや試合など、本場の野球を視察する計画がある。

 斎藤にとっては進路がかかる最終学年を前にした重要なキャンプだ。国内球団だけではなく、オープン戦などには大リーグスカウトが訪れる可能性もある。

 今キャンプの斎藤は紅白戦2試合に先発。4回3失点、3回2失点と点は取られたが、手応えはある。1日最大300球を投げ、1000球のノルマを達成。「これから実戦に入るし、調整していきたい」と表情は明るい。開幕投手が確実な4月11日に合わせて、オープン戦は3試合に先発する予定だ。