巨クン涙の完投で望みつなぐ/東都大学
<東都大学野球>◇第7週最終日◇22日◇神宮
亜大が中大を5-3で破り、2勝1敗で勝ち点を挙げ、逆転優勝に望みをつないだ。東浜巨(なお)投手(1年=沖縄尚学)が3失点で完投し今季5勝目を挙げた。亜大は勝ち点3、8勝5敗で全日程を終了。首位に立つ立正大が残る青学大2回戦(27日)に勝てば優勝を決めるが、連敗した場合に亜大が逆転する。
亜大の1年生東浜の目から涙がこぼれた。3失点ながら140球を投じ1人で投げ抜いた。3戦目の勝利は初めてだった。「4年生に助けてもらったのに、お疲れさんといわれて。エースとして最後まで投げ抜いてやろうと思いました」。東浜はひとこと話すたびに涙をぬぐった。
4回、中堅手が打球を後逸して1点を失い、なおも1死三塁とされ、同点打を浴びた。生田勉監督(43)がマウンドに駆け寄ると、東浜は逃げた。「殴られるかと思ったんで…。負けてもおかしくなかったのに、4年生が打ってくれた。何点でも取ってやるといってくれて」と振り返った。
8月に新型インフルエンザに感染し、練習ができなかった。開幕直後の9月は1勝2敗。それが今月に入るや、2完封含む4勝を挙げて通算9勝とした。生田監督は「3戦目の体力が課題だった。最後まで代えるつもりはなかった。これが来季につながる」と評価し「焼き肉をごちそうしますよ」と付け加えた。
東浜は「9勝? もっと行けた。もっともっと勝てる投手になりたい」と、貪欲(どんよく)だ。優勝の可能性には「神様は見てくれている。神に任せて祈るだけです」と話した。1年生エースは逆転優勝の望みも捨ててはいない。【米谷輝昭】
[2009年10月23日9時27分 紙面から]
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