ソフトバンク柳田悠岐外野手(35)が逆転サヨナラ3ランを放ち、チームを今季最長の6連勝に導いた。2点差を追う9回2死一、二塁。西武アブレイユの内角直球を右中間ホームランテラス席へ運んだ。球団の3試合連続サヨナラ勝ちは南海時代の61年以来、63年ぶりの出来事。さらに本拠地を福岡に構えた1989年以降、節目の球団通算2500勝目。記録ずくめの勝利を背番号9の一打で飾った。

黄色に染まったスタンドがドッと沸いた。プロ14年目の柳田にとっても、忘れられない劇的弾だ。「久々に…。こんなに興奮しました。ありがたいです。野球やっててよかった」。ダイヤモンドを周回し、最後は仲間が歓喜する輪へ。チームメートからの容赦ない手荒い祝福も心地いい。サヨナラアーチは自身20年7月10日楽天戦以来。久しぶりの感覚に自然と笑みがこぼれた。

あと1死からドラマを生んだ。2点を追う9回2死一、二塁。「必死に。ヒットでつなごうと」。1ボールからの2球目だった。西武アブレイユが投じた内角の直球をアジャスト。打球は鷹党の待つ右中間テラス席へ飛び込んだ。敗戦ムードを吹き飛ばす1発。一振りで勝負を決め「いや。ほんとに奇跡が起きた。奇跡を目の当たりにしてうらやましい」。満員御礼となったお立ち台でギータ節もさく裂させた。これで3戦連続のサヨナラ勝ち。南海時代だった61年以来63年ぶり2度目の快挙となった。

節目の1勝でもあった。1989年に本拠地を移して以降、これで記念すべき福岡2500勝目に到達した。「今まで積み上げられた先輩方の数字だと思うので。これから3000勝、3500勝ってなる時に僕も生きていたいなって思います」。今季はここまで全25試合に「3番」で先発出場。打率3割2分6厘はリーグトップで2本塁打、21打点。今年36歳のチーム最年長野手は衰えを感じさせない。「しっかり自分にムチ打ってます」。実績を積み上げながら、さらなる高みを見据え続ける。

名称が「みずほペイペイドーム」に変更後は劇勝が続き、2カード連続での3連勝。貯金も今季最多の11とし、単独首位をがっちりキープする。「えぐいです。勝ってるんですごいなと思ってます」。背番号9も驚きの連勝街道まっしぐら。タカの勢いが止まる気配がない。【佐藤究】

▽ソフトバンク・スチュワート(先発も2本塁打を許し6回4失点で降板)「調子はよかったし、1球1球のボールは力もあったと思います。5回の場面(3ランを被弾)は走者をためてしまい、何としてでも抑えたかったので、とても悔しい投球になってしまった」

【動画】ソフトバンク3連戦すべてサヨナラ勝ち!柳田悠岐が劇的逆転3ラン 西武松井監督ぼう然

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