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立正大初出場で日本一/神宮大会

初優勝した立正大ナインは1番のポーズで大喜び(撮影・柴田隆二)
初優勝した立正大ナインは1番のポーズで大喜び(撮影・柴田隆二)

<明治神宮大会:立正大2-0上武大>◇20日◇最終日◇大学の部決勝◇神宮

 初出場の立正大(東都大学)が上武大(関東5連盟)を破り、初優勝をつかんだ。先発・小石博孝(4年=鶴崎工)-菅井聡(4年=中央学院)のリレーで散発4安打に抑え、荒木雄輔(3年=東大阪大柏原)の本塁打などで挙げた2点を守った。初出場校の優勝は94年の東亜大以来で、東都代表は4連覇となった。立正大は12月8日から台湾を訪れ、親善試合を行う。

 抑え役を任された菅井がマウンド上で両手を突き上げ、そのままの姿勢でベンチに向けて手招きした。5色のテープが舞う中、ナインが駆け寄り、歓喜の輪ができた。「初めてなんでどうしていいか分からなかった。みんなが来てくれたんで気持ちよかった」。菅井が照れながら、優勝決定の瞬間を語った。

 伊藤由紀夫監督(58)はそんなナインの姿に目を細めた。「4年生が頑張ってくれました」。先発の小石が7回途中まで2安打に抑え8三振を奪った。連続四球を与えると、菅井が残りを被安打2で無失点に抑えた。「後ろに菅井や南(昌輝=3年)がいるんで心配なく行きました」と小石がいえば、菅井は「リーグ戦でもこういう役。いつも通りです」。今大会初登板の気負いはなかった。

 創部61年目のリーグ初制覇にも気持ちが切れることはなかった。優勝決定から6日後の3日にはグラウンドのある埼玉・熊谷市の「熊谷えびす祭」に招かれ優勝パレードを行った。あいさつに立った伊藤監督は「神宮大会でもこの勢いで突き進みたい」と地元のファンに約束した。今春、入れ替え戦まで経験した4年生たちは「これで卒業なんだから、台湾に行こう」と誓い合っていた。

 部員全員が法学部で、4年生は全員が前期で卒業単位を取得済み。まとまりでも他校を圧倒した。伊藤監督は教え子の西口文也投手(西武)から「今まで果たしてないことをやってください」の激励を受け、その通りの結果を出した。「また新たなスタートを切らなきゃ。ウチはいつもチャレンジですから」。その目は早くも来季に向けられた。【米谷輝昭】

 [2009年11月21日8時51分 紙面から]


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